『自分の言葉で語る技術』を読んだら文章が“苦手”なんてもう言わない

こんにちは、ミヤです☆

今日は、この本の紹介をしますね。
「自分の言葉で語る技術」
著 川上徹也

「文章を上手く書けない」
「何を書いたらいいのか分からない」

あなたが、もし、こう思っているなら、
この本を読めばきっと気付きがありますよ^^

ついつい
「正確な文章」や「キレイな表現」
を意識してしまい、自分の言葉から
離れてしまうことありませんか?

この本は、そんな“書くときの息苦しさ”を
ほどいてくれる一冊。

文章術というよりも、むしろ
「どうすれば素直な言葉が出てくるのか」
という心構えを教えてくれるので、
書くことに抵抗がなくなりますよ。

目次

「自分の言葉で語る」とは

私が、
まず最初に心をつかまれたのが、
自分の言葉」とは何か、という
問いかけでした。

確かに、
「自分の言葉で語りなさい。」
とか言われても
困ってしまいますよね。

この本は、「自分の言葉で語る」ことが
苦手な人に、
58の技術を提示してくれます。

それらを読んでいくうちに
きっとあなたも、気付けるはず。

借り物の言葉ではなく
自分の言葉で語るには、どうしたらいいか
という方法が解りやすく
書いてあります。

「正しいことは大抵つまらない」

この章のタイトルは衝撃的ですね。
でも、
読み進めれば深く頷けます。

私たちは文章を書くとき、
つい「正しいことを伝えよう」と
構えてしまいます。

しかし、著者は
「正しさを優先した文章はつまらなくなる」
と断言します。

“感情が薄くなるから”

人が読みたいのは、分析や正解ではなく、
書き手の“気持ち”なのだと改めて感じることが
できます。

思えば、心に残る文章って、
正論なんかじゃなくて
荒削りでも「その人がどう感じたのか」
がはっきりしている文章ばかり。

いくら論理的で整っていても、
心が動かないものは、読み手の心に届かず
文章はすぐに忘れられてしまう。

「共感してもらう」。
そのためには正しさよりも

“あなたらしさ”の方が重要ってこと
ですよね

「矛盾をおそれない」

私がこの本の中で最も印象に残り、
同時に心が軽くなったのが
このテーマでした。

著者は、
「人間はそもそも矛盾しているもの」
と言い切ります。

だから、
文章の中に矛盾が存在してもいいし、
むしろその矛盾こそが
“人間らしさ”や“本音”を
形作るのだ、と。

私自身、文章に矛盾があると
「論理的に変じゃないか?」と
不安になって手直しをしてしまう
癖があります。

矛盾を排除しようとすると、
心の揺れや変化を無視することになる。

これは日常のコミュニケーションにも
通じる考え方ですよね。

人の考えは変わるし、
その時、その時で考え方や感じ方も
変わります。

その人の考え方は、一生同じでは
ないということですよね。

よく、友人に対して
「あれ?以前は、こう言ってたじゃない?」
とか、思ったり言ったりすること
ありませんか?

この本を読んで、
そんなことは、指摘する必要もないほど
当たり前のことなのだと
ハッとしたのは私だけでしょうか。

読み終えて──「自分の言葉で書く」のハードルが下がる一冊

『自分の言葉で語る技術』は、
文章術のテクニックを教える本ではなくて

それよりも、
“自分の言葉を取り戻すための心の姿勢”
を教えてくれます。

読後は、文章に対する構えがほぐれ、
「うまく書かなくてもいい」
「感情のままでもいい」
「矛盾してもいい」
という、肩の力の抜けた状態で
書き始められるようになりました。

文章に苦手意識がある人、
もっと自然体で書きたい人、
自分らしさを表現したい人に、
ぜひ読んでほしい一冊ですね。


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